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大切な住まいの床を、いつまでも美しく保つためのフロアコーティング完全ガイド。業者からサンプルを取り寄せて、集めた情報をもとにコーティングの種類や施工会社を徹底比較しました。

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レッスン1

コーティングが必要な理由

フローリングをコーティングすることで床を保護し、床を長期間きれいに保てるフロアコーティング。新築住居のみならず居住済みの住居にも施工が可能です。なぜ、フロアコーティングが必要なのか?施工の効果やメリットについてまとめました。

フロアコーティングの必要性やメリット

フロアコーティングは戸建・マンションなどざまざまな住居に対応可能です。フローリングを行う目的は人それぞれですが、次のような方にはおすすめです。

  • ● 新築の住居に入居予定
  • ● 「面倒なワックスがけから解放されたい」など、掃除をもっと楽にしたい
  • ● 床に光を反射させて、部屋の雰囲気を明るくしたい
  • ● 同居している子どもや高齢者が滑らず安全に過ごせるようにしたい
  • ● ペットのひっかき傷を防ぎたい
  • ● フローリングの日焼けや変色を防ぎたい
  • ● 飲みこぼし、食べこぼしの跡が残らないようにしたい

フロアコーティングは、業者によって取り扱うコーティング剤や施工方法が異なるので、目的を明確に伝えることが大切です。そのためにも、フロアコーティングの特徴や効果、メリットは事前に把握しておきたいところ。床を保護すると、次のようなメリットが得られます。

フロアコーティングのメリット

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きれいな状態が長持ち

なんと言っても一番のメリットは床をきれいに保てること。床材の表面をコーティング剤で保護することで、傷や汚れを防ぐだけでなく、風合いを長く維持して経年劣化を抑える効果も期待できます。例え、表面が傷つくことがあって、厚い塗膜で覆われているので床材に到達する傷も防ぐことができます。

フローリングの床はワックス掛けでお手入れするのが主流でしたが、今は、ワックスに硬度がないことや、半年程度で塗り替えが必要になることからコーティングを選ぶ方が増えています。床の傷みがひどくなると、フローリングそのものを張り替えなければなりません。フロアコーティングは1回の施工金額としてはワックスよりも高額ですが、10年、20年と長期的に見るとワックスよりも遥かにトータルコストはお得なのです。

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掃除の手間が減る

汚れが直接床材につかないため、食べこぼし、飲みこぼし、ペットの粗相、油などの落ちにくい汚れが付着しても簡単に落とせるというメリットも。汚れが床材に付着しにくいので、水拭きだけでも簡単に汚れが落とせます。また、お湯や薬品を使ってもコーティングが剥がれにくいので日常のお手入れもはるかに楽になります。

普通の床は一日掃除をしなかっただけでもホコリが目につき、三日でほこりが舞うなんてこともありがちですが、コーティングした床は静電気効果でほこりが目立ちにくくなります。「ペットの毛が舞って困る」という方にもおすすめですね。

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小さいお子さんやお年寄り、ペットも安心

コーティングを施した床は汚れを吸収しないので衛生的。ピカピカな床は一見滑りそうなイメージですが、床コーティングには転倒を防止する効果もあります。ペットにとって滑りやすい床は足腰に負担がかかりますし、小さなお子さんやお年寄りは怪我の元になります。特に犬を飼っている方は分かると思いますが、犬は足腰が弱い動物なので滑りやすい床では、関節に過度な圧力がかかって歩きづらく、犬種によっては足腰を痛めてしまうケースもあります。こうしたトラブル防止にもフロアコーティングは役立ちます。それに、コーティング剤は厳しい安全基準を満たした薬剤を使うため、赤ちゃんやペットにも影響しにくいでしょう。

ペットのひっかき傷や粗相、小さいお子さんの飲みこぼしなども水拭きでサッと落とせるのでお母さんにとってもありがたいですね。

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部屋が明るく見える

フロアコーティングをすると光が反射するので床を美しくきれいに見える効果があります。居住済の住居にもおすすめですが、新築時にはぜひフロアコーティングをおすすめしたいところ。コーティングの種類にもよりますが、床の寿命を延ばすことができるでしょう。

いかがですか?フロアコーティングがいかに優れたものかお分かりいただけたかと思います。フロアコーティングは薬剤によって特徴や耐久年数に違いがありますが、傷や汚れから床を守り、長期間きれいに保てることは確か。コストを考えてもかなり費用対効果が高い施工だと言えるのです。

フロアコーティングの種類別に特性とメリットを比較!

フロアコーティングの種類によって特性や効果、メリットは異なるので覚えておきましょう。保護剤の硬度を表すために使われる「H」という単位は耐久年数に関係しているので、比較対象に加えました。コーティング剤選びの参考にしてくださいね。

ガラスコーティング
耐久年数20年以上 硬度9H

強靭なガラス塗膜を使った無機質コーティング。クッションフロアにも施工可能。耐薬品性に優れていて酸化による劣化も防ぎます。ツヤが控えめだからピカピカ過ぎるのが苦手な方におすすめ。UVカット効果もあります。

メリット1:硬度が高いため傷が付きにくい
ガラスコーティングは、表面の強度が高いのが特徴。ただし、正確には物理的な強度というよりかは、光沢が少ないため、傷がついてしまってもそれが目立ちにくいといった感じです。
メリット2:フローリングの外見がほとんど変わらない
ガラスコーティングは、薄いガラスの膜を形成するだけなので、フローリング本来の外見や質感がほとんど変わらないのがポイントです。そのため、フローリングの質感を楽しみたい人や高い光沢があるのが苦手だという人にはおすすめ。
デメリット1:やや滑りやすい
ガラスコーティングは、膜が薄いため、他のコーティングに比べて、やや滑りやすいことが挙げられます。ですので、小さな子供がいる家庭やペットを飼っている家庭でこの点を重要視する人には不向きかも知れません。
デメリット2:剥がれやすい
薄く仕上げることができるというのがガラスコーティングの特徴。そのため、下地剤などを使用しないケースが多いため、密着度が弱く、剥がれてしまいやすいのが欠点です。
UVフロアコーティング
耐久年数20年以上 硬度7H

紫外線を照射して瞬時に硬化する施工法。養生期間や乾燥時間が発生しないのでタイトなスケジュールでも対応できます。耐久性、耐摩擦性、耐薬品性に優れています。

メリット1:耐久性が高い
フロアコーティングには、様々な種類がありますが、その中でもUVフロアコーティングの耐久性は高いです。薬品に対する耐性やグリップ性能など、総合的に見ても優れているのがこの方法です。
メリット2:短時間での修理が可能
UVコーティングの被膜が剥げてしまったり、傷ついてしまった場合、すぐに元に戻すことができます。修繕個所が他の部分と比べても目立たないのもポイントです。
デメリット1:価格が高額になりやすい
UVコーティングを行う場合は、専用の照射機材が必要で塗料もオリジナルのものを使います。そのため、費用が高額になりがちです。
デメリット2:光沢が高い
フロアコーティングの中で、UVコーティングは光沢が高い部類にあたります。そのため、高い光沢が苦手な人やフロアコーティング本来の質感を楽しみたい人にはおすすめできません。
シリコンフロアコーティング
耐久年数10~20年 硬度3H

住居用コーティングのなかでも特にバランスが良いと言われています。シリコン樹脂によって塗膜を作り、傷や日焼けからフローリングを保護。ヒビ割れに強く、トータルバランスに優れているため幅広い種類の床材に適応します。滑り防止効果も高く、小さなお子さんやペットがいるご家庭におすすめ。

メリット1:高い光沢で内観を豪華に見せることができる
シリコンフロアコーティングは、鏡のような仕上がりで周囲の風景をよく移すほどの光沢があります。そのため、濃い色や黒っぽいフローリングにおすすめです。
メリット2:滑りにくい
他のフロアコーティングに比べて滑りにくいため、高齢者や幼児がいる家庭では、転倒する危険性が低くなります。また、室内でペットを飼っている家庭にもおすすめです。
デメリット1:汚れや傷が目立ちやすい
光沢が高い分、傷や汚れがついてしまった場合に目立ってしまいます。中でも皮脂などが目立ちやすいので、歩く時はスリッパをはかなければなりません。
デメリット2:経年劣化しやすく補修が難しい
被膜が厚いため剥離剤の効果が効きにくく、なかなか剥がすことができず補修が困難。また、時間がたつと黄色く変化する「黄変」という現象が起きやすくなってしまうでしょう。
ウレタンフロアコーティング
耐久年数3~10年 硬度3H

20年以上前からある施工法で低価格で施工できるのが特徴です。水性と油性があり、温もりを感じさせるツヤと厚みのある仕上がり。耐摩擦性に優れています。

メリット1:施工しやすく失敗が少ない
施工が簡単なので、業者としても扱いやすいフロアコーティングになります。また、補修も簡単にすることが可能です。
メリット2:光沢が低く落ち着いた仕上がりになる
UVコーティングやシリコンコーティングに比べると光沢が低いので、落ち着いた仕上がりにすることが可能です。
デメリット1:性能面では他のコーティングに劣る
施工後に耐久性が上がるなど、性能面で特に優れた効果が基本的にはありません。そのため、フロアコーティングでこの施工を選択する人はあまりいないようです。

ワックスフリーのフローリングでも必要?

近年はワックスがけを必要としないワックスフリーの床も増えてきました。こうしたワックスフリーでは表面加工がされているため、フロアコーティングも要らないと考えている方も多いはず。では実際のところはどうなのかご紹介します。

そもそもワックスフリーとは?

ワックスフリーとは、その名の通り、ワックスを使う必要がない床の仕様を指します。床にワックスのようなコーティングがなされているため、わざわざワックスをかけなおす必要がないのです。

このワックスフリーの床であれば、フロアコーティングは必要ないと考える人も多いのですが、そうではありません。なぜならワックスフリーは硬度が弱いとされており、耐用年数も低いためです。

ワックスフリーは数年で劣化してしまうのに対し、フロアコーティングでは長期の使用が可能ですから、その違いは明らかでしょう。このため長年住むことを考えると、ワックスフリーの床でもフロアコーティングをすることが望ましいです。

フローリングワックスとフロアコーティングの違い

フローリングワックスとフロアコーティングを混同している方も多いのですが、この二つは全く異なるものです。最も大きな違いとしては、効果の持続期間があります。フロアコーティングは長期間効果が持続しますが、フローリングワックスは定期的な塗り替えが必要です。また、ワックスフリーの床に対しても施工できる、できないの違いがあります。

●フローリングワックスの場合

ワックスフリーの床には汚れや傷がつかないように表面が処理されています。この床にワックスをかけてしまうとその効果が消えるだけでなく、滑りやすくなり大変危険です。そのため、ワックスフリーの床へのワックスがけは避けるようにしましょう。

●フロアコーティングの場合

ワックスフリーの床にワックスを塗ることはNGとされていますが、フロアコーティングの施工は可能です。ワックス剥離の心配もなく、長期間床を保護できるため、ワックスフリーの床でも綺麗な状態を維持できます。

フロアコーティングは必要

ワックスフリーやノンワックスの表記を見ると、「フロアコーティングと効果が同じなら、コーティングする必要はないのでは?」と考えてしまうかもしれません。しかしながら、効果が持続しないという点やほかのワックスを上塗りできない点を考慮すると、フロアコーティングとワックスフリーは別物ということがわかるでしょう。

フロアコーティングを施工することで、ワックスフリーのみの場合よりもはるかに長く、床を綺麗な状態に保つことができます。ワックスフリーだから不要ということはなく、ワックスフリーの床でもフロアコーティングは必要なのです。

具体的にどれくらいの費用がかかるの?

ご紹介したようにフロアコーティングは非常に必要性が高いものだということがわかりました。様々な必要性についてご紹介しましたが、例えば家族が集まるリビングだけ施工するといったことも可能です。費用の関係もあり、なかなか思い切った施工が検討できないと…と思っているのであれば、きちんと専門業者に相談しながら検討してみましょう。

あまりにも費用が高いようだと必要性が高いとしても、なかなか検討はできませんよね。
フロアコーティングをすることになった場合、発生する価格はどのフロアコーティングを選択するのかによって異なります。安いものだと数万円程度でもできますが、ものによっては簡単に10万円を超えてくるケースもあるので、このあたりは自分にとってどれくらいの費用まで用意できそうか考えた上で検討していく形になります。

費用はコーティングの剤種類によっても変わりますし、実際に施工を行う面積によっても変わってくるので注意が必要です。

フロアコーティングをする際には各業者を比較し、価格にも納得した上で検討してみてはどうでしょうか。同じコーティング剤だったとしても業者によって費用は異なるので、きちんと見積もりを取ってみるのがおすすめです。

フロアコーティングと乾燥期間

床が綺麗な状態が長持ちしたり、掃除の手間が減ったりなど様々なメリットがあるフロアコーティング。しかし、施工作業中や乾燥期間中は生活や仕事にある程度の支障が出てしまいます。ここではコーディングからどのくらいで生活できるのか、乾燥にはどのくらい期間が必要なのかを詳しく解説していきます。

フロアコーティングの施工時間と手順

フロアコーティングを頼んだ時、作業中はもちろんのことコーティング剤を実用可能レベルまで乾燥させるまでの期間は通常の生活や仕事をすることはできません。そのため、コーティングのスケジュール管理が重要となってきます。具体的にどのくらいの時間が必要なのか。

施工する面積によって違いがありますが、一般的なマンションの間取りの3LDK(約70㎡~80㎡)で考えた場合、施工時間だけでみると1日で可能です。ただし、施工とフロアコーティングが実用強度になるまでの乾燥期間は別ですので注意しましょう。

実用強度になるまでの乾燥期間は使用するコーティング剤によって違います。油性のUVコーティングであれば強制硬化で即日乾燥が可能ですが、他のコーティング剤は自然乾燥のため、施工とは別に乾燥期間を設ける必要があります。また、施工会社によって推奨している養生期間が異なりますので、お願いする施工会社に養生期間はどの程度必要なのか確認しておきましょう。

油性コーティング剤を使用する場合は揮発性有機溶剤が含まれているため、シンナー臭が伴います。引っ越しや入居までに時間がない場合はなか1日~2日。入居までの時間に余裕があるのであればこまめに換気し、1週間程度の養生期間を取るのが理想でしょう。

生活できる状態になるまでの時間は?

作業してもらい、完全に乾燥し、日常の生活や業務に戻れるまでに必要な時間はどのくらいでしょうか。乾燥してから5日~7日をおいてから生活を開始するのがよいでしょう。仮に、施工を1日で終え、乾燥・硬化に2日と考えた場合、トータルで生活開始まで約1週間~10日の期間を設けるのが理想的と言えます。

フロアコーティングの売りはワックスよりも高い耐久性です。長期間お手入れを不要とし、綺麗な状態を保たれる。これが最大の魅力。反面、その効果の高さから一度コーティングを施すとやり直しが難しいという点があります。そのため施工完了後、乾燥前に傷やへこみを作ってしまうとやり直しや重ね塗りが困難になってしまいます。日常生活を送っていると特別なことをしなくても摩擦なで小さな傷を作ってしまうもの。十分に乾燥、硬化をさせてから生活を始めたほうが懸命でしょう。

フロアコーティングの計画は余裕をもって

フロアコーティングの施工はそんなにかかりません。1日、はやければ半日で完了します。しかし、コーティング剤の乾燥には1日~2日かかるものがほとんどです。油性系コーティングの場合、強いシンナー臭も残ります。

コーティングの効果を最大化させ、快適な生活をスタートさせるのであれば、完全にコーティング剤が乾燥するのを待ち生活キズや家具によるキズをつけないようにするのが重要となります。そのためには余裕をもったコーティング期間を設けるスケジュール管理が大事であるといえるでしょう。

スケジュールを組む際は、入居日、使用開始日から逆算して1週間~10日以上の余裕ができるように計画を立てましょう。

フロアコーティングの種類別乾燥期間

フロアコーティングの種類は大きく分けると油性系と水性系という2種類のものに分類されます。油性、水性の中にも種類や名称の違いで枝分かれしています。選択するコーティング剤によって施工~乾燥までの期間に差が出てきます。耐久性、耐水性が高く摩耗にも強いUVフロアコーティングは乾燥までの時間が短く施工日数は1日。当日入居することも可能です。非常に高い硬度をもつガラスコーティングは施工におよそ9時間、完全乾燥には1~2日かかります。シリコンコーティングは耐水性が高く、薬品にも強い特徴がありますが、施工には7~8時間、完全乾燥までには約48時間の時間が必要です。安価で控えめな光沢をもつウレタンコーティングは施工4~5時間、乾燥には24時間です。

完全に乾燥する前に家具などを運び込んでしまうと傷がついたり、へこみができたりします。できるだけ完全に乾燥してから1週間ほどの時間を設けるスケジュールを組むと良いでしょう。

油性系

  • UVコーティング:強制硬化、即日
  • ガラスコーティング:自然乾燥、24~48時間
  • シリコンコーティング:自然乾燥、24~48時間
  • ウレタンコーティング:自然乾燥、24~48時間
  • アクリルコーティング:自然乾燥、24~48時間

水性系

  • アクリルコーティング:自然乾燥、24~48時間

油性、水性コーティングの違い

油性コーティングと水性コーティングの違いはなんでしょうか。マジックを想像していただくと理解しやすいかと思います。油性は塗料が落ちにくく水に強く耐久性が高い。油性は「高耐久」というメリットがあります。一方の水性は、油性と比べると耐久性は落ちますが、ワックスよりも耐久性が高く、再施工が簡単で部分的な補修が可能。また、シンナーを使用しませんので安全性が高い特徴があります。水性には「補修力と安全性」というメリットがあります。

油性コーティングのメリット

  • 高い耐久年数
    10~20年という高い耐久性を誇り、薬品や水に強いという特徴があります。
  • 歩行の摩耗に強い
    水性系のコーティングに比べて摩耗に強く剥がれにくいです。
  • 床のツヤを出すのに優れている
    高い光沢をだすことを可能としています。

油性コーティングのデメリット

  • 部分的な補修ができない
    水性系にくらべて再施工、部分補修が難しいです。
  • 揮発性有機溶剤を使用しているので強いシンナー臭がする
    シンナー揮発することで硬化されていきます。油性コーティングにはシンナーを用いますので、コーティング後にはしばらくシンナー臭が残ります。
  • 水性系にくらべて価格が高価になりがち
    油性系はコーティング剤によっては特殊な塗料を使用する場合もあり、価格が水性系よりも高価になりがちです。

水性コーティングのメリット

  • 高い安全性
    油性コーティングでは耐久性をあげるため粘度の高いコーティング剤を使用します。それを硬化させるためにはシンナーが必要なため、有機溶剤が含まれます。水性系のコーディング剤はシンナーを使用しないため、油性系よりも安全性が高いのです。
  • 比較的乾燥期間が短く済む
    塗膜の厚みが高いと乾燥期間も長くなります。水性系は塗膜が薄い分、乾燥期間が短くなります。
  • 油性系よりもコストが安い
    油性系と比べて比較的安価に施工が可能です。
  • 部分補修、再施工が可能
    油性と比べて剥離が簡単にできます。フロアコーティングも徐々に汚れたり、劣化していきます。水性コーティングは塗り直しが比較的容易にできます。

水性コーティングのデメリット

  • 耐久年数が10年以下
    塗膜が薄く粘度の低いコーティング剤のため、耐久年数は油性系よりも低くなります。
  • 薬品、化粧品に反応して白濁することがある
    油性系よりも薬品に対する耐性が低いです。
  • 油性系と比べて剥離しやすく再施工コストがかかる
    塗膜が薄く、剥がしやすく再施工、部分補修が容易にできる反面、耐久性と耐久年数が油性系と比べて低いため、傷がつきやすく再施工にかかるコストが高くなりがちです。

施工会社によってはどちらか一方しか取り扱っていない業者もいますので、希望のコーティング剤を取り扱っているか頼む前に確認するようにしましょう。

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