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大切な住まいの床を、いつまでも美しく保つためのフロアコーティング完全ガイド。業者からサンプルを取り寄せて、集めた情報をもとにコーティングの種類や施工会社を徹底比較しました。

種類5

アクリルコーティング

ワックスの延長上で低価格が魅力のアクリルコーティング。施工の特徴や価格、メリット・デメリットなどを見てみましょう。

アクリルコーティングの特徴・価格・口コミ

アクリルコーティングは水溶性のアクリル樹脂を使ってフローリングをコーティングする施工法。剥離作業や塗り直しが行いやすく作業しやすいため、マニキュア感覚で塗れる手軽さが魅力です。通常、メンテナンスで使うワックスの延長のようなもので短期間だけ効果があれば十分という方や、コストをかけたくない方におすすめです。

アクリルコーティングの特徴をチェック

アクリルコーティングは、耐久性・耐水性で他のコーティングよりも劣ります。耐久年数も2年程度が一般的で、2年ごとに剥離作業と塗り直しの再施工が必要となります。艶だし効果が高く、施工前後の変化を実感しやすいのが魅力ですが、床を保護する効果は低いのでコーティングというよりは艶だし・艶戻りコートとして考えると良いでしょう。施工会社によっては開発を重ねたオリジナルの硬度のアクリルコーティングを施工している会社もあり、耐久性や耐油性に優れ、耐久年数が長期に渡るものもあります。

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保障年数:2年前後

最近は、性能の高いアクリルコーティングを扱う業者も増えてきましたが、一般的にはワックスの延長なようなもので、耐久年数は2年前後。2年ごとの塗り直しが理想です。施工自体は簡単なので気軽に剥がすことができ、再施工でもきれいに仕上がるとうい利点があります。

また、このように数年単位での再施工を前提とした場合、定期的に塗装のやり直しを行うことになるため、その都度それまでに生じた細かな汚れや傷などを古くなったコーティングと一緒に剥がすことも可能となります。

こういったことから、小さなお子様がいらっしゃるご家庭やペットを飼育している方の場合でもアクリルコーティングをおすすめすることができる場合もあります。

ただし手軽さと低コストが故にコーティング自体の耐久性は低く、10年、20年という長期の保護は厳しいでしょう。

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アクリルコーティングに向いている人

耐久性はないものの安価で施工できるため、予算をかけずに艶と光沢を出したい人、少しの間だけ効果があればOKという人におすすめです。耐摩擦性は期待できないため、傷を本格的に防ぐ目的の方には向いていません。

ただし前述したように数年ごとの張替えを前提としている場合は、床などを汚しやすい小さなお子様やペットのいる方にもおすすめできることがあります。また、アクリルコーティングは主に水性塗料ということもあり、コーティングをする際にシンナーなどの悪臭が発生することもなく、そういった臭いが苦手な方や近所迷惑などを懸念されておられる方にも安心しておすすめをすることが可能です。

さらにアクリルコーティングは一液型という、他の硬化剤などを用いなくとも硬化不良が起きることを気にする必要なく塗装を行うことが可能であるため、特別な技能や知識を持たない素人の方でもご気軽に日曜大工などで使用をすることをおすすめできます。

近年ではDIYなどのニーズが高まると同時に、このような「アクリルコーティングならでは」のメリットも見直される傾向があるようです。

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材質と施工法

水性溶剤を使ったフロアコーティングでマニキュアと呼ばれることもあります。カラーリングに関してもマニキュアと同じように、非常に多くのバリエーションが選択可能であり、それらを選択することで自由なデザインを構築していく事が可能です。

塗装後は比較的高温状態に置かれても変色しにくいと言った特性もあり、ディスプレイなどの用途や商業施設内の床や壁などの塗装にも使用することがおすすめできます。特にアクリルコーティングの特色としてははっきりとした色合いが出るということが挙げられ、そういった視覚面でのインパクトを与えることを意図している商業施設などではたいへん好まれる傾向があります。

もちろん一般家庭などにおいてもそういった、どちらかと言えば派手な色彩が好みであるような方に対してはたいへんおすすめすることができるでしょう。

さらにその他の用途としては、アクリルコーティングの特性として雨に含まれる酸やアルカリなどの性質を持った化学物質に耐性があり、気候条件が変化した場合にも比較的元の色から変色しにくいということがいえるため、屋外に置かれることの多い物置や倉庫などの簡易的な建造物における外壁や内壁・床などの塗装用としても広く用いられる傾向があり、そういったものをご所望されている方にはおすすめできるといえるでしょう。

また、アクリルコーティングは塩害に強いという特徴があります。通常のコーティングでは潮風の影響により塗装が剥げてしまったり変色を起こしてしまったりといったことが起こりやすいですが、アクリルコーティングの場合は比較的そういったことが起こりにくく、海岸線付近に設置された街路照明の塗装に用いられるケースも多くあります。

コーティングの仕方についてはフローリングの上にかなり薄くい塗膜を形成するだけで終わるため、フローリングの耐久性や耐摩耗性は期待できません。ただし、前述したような理由により光沢を再現する効果には優れているので、艶出しの目的で施工を選ぶ方もたくさんいます。安いので気軽に試せますし、剥離作用も簡単なので他のフロアコーティングに変更しやすいというメリットもあります。

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価格相場

業者により異なりますが、相場は30㎡あたり3万円前後とかなりリーズナブルです。フローリングの光沢を取り戻すために選ぶ方が多いようです。

通常のコーティングでは「シーラー」と呼ばれる下塗り作業が必要となるのですが、アクリルコーティングの場合はそういった工程が必要なく、そのまま直接塗り込んでいくということが可能になります。

こういったコスト面でのリーズナブルさや作業の手軽さなどから、「広い面積の床や壁などを一気にコーティングしたい」という方におすすめです。

アクリルコーティングの特徴

アクリルコーティングにはどのような特徴があって、どんな地域に向いているのでしょうか。また、アクリルコーティングの特徴から、このコーティングをおすすめできるのは、どのような場合があるのかということについて、詳しく解説します。

アクリルコーティングの詳細

フロアコーティングにかけることのできる予算は限られているけれど、まったく耐久性がないものというのは困るという場合に、アクリルコーティングを選択するという方法が考えられます。

コーティングを施したい部屋数が多い場合などには、コスト面が気になって、一気に施工するのを躊躇してしまう可能性もあるでしょう。そういう時に、フロアコーティングの中でもコスト面が抑えられやすいアクリルによるコーティングを選ぶようにすると、一気に全部屋を済ませてしまいたいという希望も叶いやすいかもしれませんね。

アクリルによるフロアコーティングは、光沢を出して見た目をきれいに整えたいという場合に適しています。フロアにワックスをかけるよりも持ちがよいので、ピカピカのフロアを維持したいという場合には、アクリルコーティングを選択するのもいいでしょう。

ただし、耐久性についてはウレタンなどによるフロアコーティングに比べると、どうしても限界がありますので、その点については施工前にしっかりと頭に入れておく必要があります。もし、耐久性の高いアクリルコーティングをしたいという場合には、前述の通り、硬度の高いアクリルコーティングを開発しているところに相談するようにしましょう。

その耐久性の低さから、フロアの美しさをアクリルコーティングのみで保とうとすると、定期的な再施工が必要不可欠となります。その定期的に行う施工を面倒だと思う方にとってはアクリルコーティングは適さない面もあるかもしれません。

ただ、アクリルコーティングの施工に関しては、直塗りできるという特徴があります。そのため、再施工する際も施工の過程が他の種類のコーティングに比べて少なくなり、その分手軽に行えることになります。定期的に行わなければならないという点は変わりませんが、施工の手軽さがアクリルコーティングの魅力でもありますので、フロアコーティングの施工を検討している場合には、ぜひアクリルコーティングのそういった面も加味して選んでいただくことをおすすめします。

アクリルコーティングに向いている地域

先に触れたように、アクリルコーティングは塩害に強いという特徴があります。この点を考えると、近くに海がある地域などには適しているフロアコーティング剤といえるかもしれませんね。

また、塗装後については、ある程度の高温状態のもとでも変色しにくいなどの傾向があります。そのため、比較的気温が高い地域においても適しているかもしれませんね。アクリルコーティングを行う場合には、そういった特徴も知識として持っておくといいですね。せっかくお金をかけて行うフロアコーティングですから、住んでいる地域の特性にあったものを選択するというのも賢い方法なのではないでしょうか。

アクリルコーティングをおすすめするのはどんな場合?

アクリルコーティングの耐久年数は、2年程度といわれています。ですから、アクリルコーティングを行う場合は、その美しさをキープしようと思ったら、2年を目途に再施工する必要があるでしょう。アクリルコーティングのその点に関しては、デメリットと考えられることもありますが、一方でメリットといえることもあります。

アクリルコーティングを再施工する場合には、再施工までに生じた汚れや傷なども施工と同時にはがすことが可能になるのです。フロア自体をいつまでも綺麗に保ちたいという方にとっては、アクリルコーティングを施すことにはその点で価値があるということができるでしょう。

特に、小さい子どもがいたり、室内飼いのペットがいたりする場合などには、フロアに細かい傷や汚れがつきやすくなります。そのままにしておくと、年を経ることにフロアそのものの美しさが損なわれていくことになります。気づいた時には遅いという場合も考えられますので、その前にアクリルコーティングで保護しておくことがおすすめです。

また、他の種類のフロアコーティングに比べて、価格がリーズナブルという点もアクリルコーティングの魅力です。家は年月を経るにつれて、フロア以外にも手を入れないといけない箇所も出てきます。フロアコーティング以外にもリフォームなどに予算を残しておかなければならない場合には、アクリルコーティングのコストパフォーマンスの良さには注目したいところです。

アクリルコーティングのメリット・デメリット

艶を出す効果に優れている反面、やはり耐久性の低さが目立ちます。アクリルコーティングの場合、摩擦にはある程度耐えられますが、耐水性や耐薬品性が弱いので、水拭きや洗剤を用いた掃除ができません。ペットがいるご家庭は、爪の傷やおしっこのダメージによって劣化してしまう可能性もあります。長期間、住む予定のコーティングの張替えをする予定のない方は床を保護する目的をもったより保護性能の高い別のコーティングをおすすめします。

メリット
  • ・価格が安く気軽に試しやすい
  • ・剥離作業が簡単にできるので、後から他のコーティングに変更できる
  • ・光沢・艶出し効果が高い
  • ・2年前後は特別なお手入れが不要
  • ・再施工することを前提とすればその都度汚れや傷を修復できる
  • ・コーティングをする際にシンナー臭がしない
  • ・硬化剤などを用いなくともそれ単体で使用をすることが可能
  • ・カラーバリエーションの選択肢が豊富でありディスプレイなどに適している
  • ・雨や潮風といった気候条件への耐性(耐候性)がある
  • ・シーラー(下塗り)無しに直接コーティングをすることができる
  • ・耐塩性が強いため海の近くの建造物などにも用いることができる
デメリット
  • ・耐久性が低い
  • ・保証年数が短い
  • ・2年ごとに塗り直しが必要で家具の移動が必要
  • ・耐水性・耐薬品性が低いので水や洗剤でのお手入れができない

アクリルコーティングの性能

アクリルコーティングの硬度は?

さまざまなコーティングの中でも、塗膜の硬度が最も低いアクリルコーティング。塗膜の硬さはJIS規定の塗膜硬度試験により評価されます。一定条件のもと塗膜に鉛筆を押し当て、鉛筆硬度を増しながらどこまで傷がつかないかを試されるのです。ガラスコーティングやUVコーティングの硬度が約7Hであるのに対して、アクリルコーティングは1H程度。しかし、業者によってはシリコン樹脂塗料に匹敵するような硬度の高いアクリルコーティング剤を扱っていることもあるため、まずは問い合わせてみましょう。

低料金で気軽にできるアクリルコーティング

アクリルコーティングは安価ですが耐用年数は1~2年と短く、塗膜硬度は低いです。一方で美しいツヤが特長であり、剥離が可能であることがメリットになります。そういった意味からも、アクリルコーティングはワックスとフロアコーティングの中間と認識してよいでしょう。水性ウレタンコーティングも比較的安価ですが、アクリルコーティングに比べて耐用年数は3~5年程度と長くなります。そのためアクリルコーティングと迷う方も多いようです。油性ウレタンコーティングの場合は、耐久年数が10年と高耐久ですが剥離はできません。フロアコーティングを試してみたいという方は、まずは低価格なアクリルコーティングを選択してみるのもひとつの方法です。

アクリルコーティングを施工した人の口コミ

実際に、アクリルコーティングの施工をした方の感想を見てみましょう。施工会社のホームページ等から口コミや体験談を抜粋しました。

本当は本格的なフロアコーティングをやりたかったのですが、予算がかけられず悩んでいたところ提案されたのがアクリルコーティングでした。安い分、傷に弱いのは仕方ないですが見た目はピカピカでとてもきれいです。

フロアコーティングを知ったのが新居の入居日が決まった直後だったので、業者選びに時間もかけられず、ひとまずアクリルコーティングをお願いすることにしました。経済的に余裕が出て、信頼できる業者を見つけたら本格的なコーティングをお願いしようと思います。

フロアコーティングは高かったのでアクリルコーティングにしました。が、UVコーティングをした友人宅の床の質感はまるで別物。上品な光沢で、やっぱり違うな~と残念な気持ちになってしまいました。

新居に入居する時にアクリルコーティングをお願いしましたが、子供が落としたオモチャの傷がついてしまいカーペットで隠して過ごしました。2年後、劣化が気になってきたので再施工を依頼したら家具の移動などもあり思った以上にお金がかかることが判明。この出費と労力が2年ごとに来るのはしんどいと思い、思い切ってUVコーティングに変更しました。傷に強いし手入れもますます楽になり大助かり。こんなことなら、初めからUVコーティングをやっておけば良かったかも…。

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