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大切な住まいの床を、いつまでも美しく保つためのフロアコーティング完全ガイド。業者からサンプルを取り寄せて、集めた情報をもとにコーティングの種類や施工会社を徹底比較しました。

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ウレタンコーティング

リーズナブルで初期コートに適しているウレタンコーティング。その特徴や価格相場、施工のメリット・デメリットをまとめました。施工した方の口コミもぜひ参考にしてください。

ウレタンコーティングの特徴・価格・口コミ

ウレタンコーティングは、20年以上前からある施工法で他のコーティングよりも耐久性は劣るものの、低コストで施工できるのが魅力。耐久年数は5年と短く、床材との密着力が弱く剥がれやすいと言われていますが、安全性の高さと手入れのしやすさから初期コートとして選ぶ方も少なくありません。

ウレタンコーティングが選ばれる理由

ウレタンコーティングの人気の理由は、なんといってもその安さでしょう。耐用年数は10年以下とやや短いものの、手頃なコストで導入できるため塗り替えも容易です。水拭きOKで手入れも簡単、気になる匂いの発生も少ないという理由から多く選ばれています。

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保障年数:5~10年前後

基本的には、数年5年程度の耐久性だと考えておくのが良いですが、ウレタンの濃さによっては10年くらいの耐久性を持つものもあります。ただし、何に対しても強いわけではなく、薬品に対して弱いので除光液や油分の混ざった液体に触れるとダメージを受けることもあります。

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ウレタンコーティングに向いている人
  • とにかく低コストで施工したい人

    コストの低さはウレタンコーティングの最大のメリットです。数年以内に引っ越してしまう予定の人や、塗り替えの手間が気にならない人にとっては最適のコーティング法といえるでしょう。

  • インテリアにこだわる人

    ウレタンコーティングは仕上がりのツヤ具合にもっともバリエーションが多い施工法です。お好みのインテリアとマッチした理想の質感を持つコーティングを求めている方には、選択肢の多いウレタンコーティングが適しています。

  • 家族が多く、在宅時間が長い人

    ウレタンコーティングは適度な厚みがあり、摩擦に対してそれほどダメージを受けません。多数の家族がスリッパで毎日何度も行き来するような環境でも、それほど劣化は気にならないはずです。

  • 低コストでも安全で匂わないコーティングをお求めの人

    ウレタンコーティングは、他の施工法に比べて圧倒的に手頃な価格でありながら比較的安全性に優れ、匂いも控えめのものが多いコーティング法といえます。

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材質と施工法

ウレタン樹脂を使ったコーティング法。取り扱う塗料は業者によってさまざまで、水性ウレタンやアクリス+ウレタンなど種類も業者によって微妙に異なります。小さな子どもやペットがいるご家庭では、安全性の高い塗料を採用する業者を選ぶと安心でしょう。ツヤの程度はある程度調整可能なので、ほどほどのツヤを出したい、ツヤを控えめにして落ち着いた部屋にしたいといったオーダーの仕方も可能です。

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価格相場

塗料の種類により異なりますが、30㎡あたり7~10万円が相場です。補修や塗り直しができるため、コーティングをグレードアップさせることも可能です。

ウレタンコーティングの性能

フローリングのコーティング剤の性能は、その強度によって12段階に分類することができます。強度の段階はB、HB、F、H、2H~9Hで、9Hに近づけば近づくほど強度が高いと考えてください。ウレタンコーティングは、原材料によって水性ウレタンと油性ウレタンの2タイプがありますが、水性ウレタンコーティングでは2H程度、油性ウレタンコーティングでは3H程度です。

鉛筆硬度試験

高い強度を誇るUVコーティング(6H)、ガラスコーティング(8H)などに比べると見劣りしてしまいますが、その分導入コストは非常に手頃な価格に収まるため費用対効果の高さは十分に実感できることでしょう。

ウレタンコーティングは、従来のワックスに比べて10倍程度の厚みがあります。素材の耐久性を高め、厚みを増すことによって通常数ヶ月~1年しかもたないワックスの耐用年数を飛躍的に向上させたものと考えると使用感が想像しやすいかもしれません。また、仕上がりの美観について非常に柔軟性が高く、薬剤の配合によってツヤあり・やわらかい光沢・ツヤなしなど数種類のパターンを選択できるのも大きな特徴です。

ウレタンコーティングのメリット・デメリット

耐久年数は短いものの摩擦に強く、特に擦り傷に強いのが特徴です。ウレタンコーティングはたくさんの種類があるため、施工をする際は会社別にサンプルを取り寄せて比較しておくと安心です。

メリット
  • ・手頃なコストで導入できる
  • ・摩擦や傷に強い
  • ・ツヤをコントロールできる
  • ・中期的なフロアの保護に向いている
  • ・お手入れや掃除がしやすい
  • ・塗り直しが可能
  • ・温もりのあるツヤで自然な仕上がり
デメリット
  • ・安全基準をクリアしていない塗料の可能性がある
  • ・薬品に対して弱い
  • ・密着度が弱くはがれやすい
  • ・完全硬化までに1ヶ月程度かかる

ウレタンコーティングのお手入れポイント

未コーティングのフローリングは乾拭きが原則です。フロアコーティングした床も乾拭きが基本ですが、ウレタンコーティングは耐水性があるため、水拭きをしても問題ありません。水拭きすることで、ホコリだけでなく表面のツヤも維持できます。

水性と油性の違い

油性ウレタンコーティング

一般的に油性ウレタンコーティングと言うと、1液型油変成ポリウレタン樹脂塗料を指します。VOC(揮発性有機化合物)を含む溶剤系塗料においては、全成分の表示を義務付けている米国や、溶剤含有率10%以上の販売を禁止しているオランダなど、環境先進国でさまざまな規制が進んでいることが特徴です。日本では現時点でホルムアルデヒドのみが規制されていますが、今後はそれ以外のトルエン、キシレン、エチルベンゼンなどのVOCにも規制の拡大が予想されます。

水性ウレタンコーティング

水性ウレタンコーティングは油性と比べて、VOCの含有量が圧倒的に低く環境に優しい塗料です。低臭で安全性も高いのですが、値が張ることはデメリットと言えるでしょう。また施工の際、水性という性質上、温度や湿度が大きく影響します。夏では乾燥が早すぎたり、湿度が高い環境では乾燥に時間がかかり過ぎたりと、仕上がりに差が出ることも。また冬には凍結や塗膜が厚くなってしまうケースもあり、施工には高い技術が必要です。

ウレタンコーティングを施工した人の口コミ

実際に、ウレタンコーティングの施工をした方の満足度はどうなのでしょう。施工会社のホームページ等から口コミや体験談を抜粋しました。

2年前にウレタンコーティングをしました。耐久性が心配でしたが今でもピカピカです。日常の掃除はとても楽で水拭きしても問題ありません。

同じマンションに住んでいる人が遊びに来てくれましたが、全然違うと驚いていました。

価格が手頃だったし、あまり光沢が強いのは好きではないのでウレタンコーティングをお願いしました。落ち着いたツヤが気に入っています。

他のコーティングよりも手頃とはいえ失敗したくなかったので業者は数社からサンプルを取寄せて比較しました。ウレタンコーティングと言ってもいろいろあるので、安全面をしっかり説明してくれる業者がおすすめです。

光沢が強すぎず部屋の雰囲気になじんでくれたのでホッとしました。UVコーティングなどに比べると性能は劣りますが数年後に引越しを考えているので、十分こと足りそうです。

居住済みの家のリビングにお願いしました。今までの手入れよりも遥かに楽になり、見た目も高級感が出て満足しています。

ウレタンコーティングの特徴まとめ

1
消音性が高い

ウレタンコーティングの性能面において挙げられる1つ目の特徴は、消音性の高さです。その消音性能は主に、工場などで機械音を制御するのに用いられる一方、一般家庭などにおいても小さなお子様がいる場合や楽器の演奏を行う場合、音による他近隣とのトラブルを回避したい場合におすすめです。

2
弾性が高い

2つ目の特徴は弾性の高さです。

ウレタンコーティングは、元々陸上競技用のトラックに用いられるなど柔らかい性質を持っているため、足腰が弱っていて転倒の恐れがあるお年寄りや小さなお子様、あるいはペットなどに対しても安全性が高いと言われています。またこの柔らかな性質により、表面の材質にヒビなどが生じにくいというメリットもあります。

3
耐水性が高い

3つ目の特徴は耐水性の高さです。

元々ウレタンコーティングは防水性を要求される機械類のコーティングなどに用いられてきたのですが、現在ではさらに一般家庭のキッチンや水回り、あるいは飲食店の厨房などにも用いられるようになってきており、防水が必要な箇所には大変おすすめです。

4
耐候性が高い

4つ目の特徴は耐候性です。耐候性とは水(雨)や風、さらには太陽光などといった自然条件による材質の劣化に対して耐性を持っているということを意味します。この耐候性の高さから、ウレタンコーティングは建物の外壁や屋根などに用いられることも多くあります。

またそういった耐候性の中でも、特にウレタンコーティングが優れた防護性能を発揮するのが、耐熱性です。ウレタンコーティングには、太陽光に含まれる赤外線を反射する遮熱顔料が配合されていることが多く、これによって温度上昇を抑える効果を持ちます。

こうしたことから、夏場などの気温が高い地域に大変おすすめできる塗料でもあります。また製品によっては赤外線のみならず紫外線(UV)を抑える効果を持ったものもあります。

5
塩害への耐性が高い

5つ目の特徴として挙げられるのが、塩害への耐性です。

これは先に挙げた耐候性とも関連するのですが、特に海に近い地域の場合、潮風や雨に含まれる塩分などの影響によって、建物の外壁が剥がれたり腐食してしたりすることがあります。

ウレタンコーティングの場合には、こうした塩害に対してもある程度の耐性を持っており、例えば海岸線から100mまでの地域で10年~15年ほどの耐久性を有しているとされます。こうしたことから海に近い地域での建築物などに非常におすすめできる塗料です。

6
安全性が高い

6つ目の特徴は、安全性です。

一時期ウレタンの安全性に関しては、原料から発生するN-メチル-ピロリドンという物質が粘膜や胎児などに悪影響をもたらすとされたこともありました。しかし、このN-メチル-ピロリドン(NMP)は湿ったウレタンが乾燥をする際に発生する物質であり、一度乾燥をしてしまったものには含まれることはありません。また近年ではNMPを一切含まないウレタン塗料も広く普及しつつあり、その安全性はさらに高まっているということができます。

ただし、実際のウレタン塗料の取り扱いに関しては業者によっても違いがあり、あまりに安い金額で請け負う業者に関しては注意が必要でしょう。

7
暖かみのある質感

7つ目の特徴はその見た目に感じる質感です。

ウレタンコーティングは他のコーティング塗料と比較をした場合、ツヤがありながらも目立ちすぎず、派手すぎないといった特徴があります。また、ほのかな暖かみのある印象を与えるとも言われています。

こういった特徴により、一般家庭や商業施設などで特に落ち着いた雰囲気を好まれる場合におすすめされます。

8
製品と性能のバリエーションが豊か

8つ目の特徴は、製品バリエーションが豊富なこと、さまざまな用途や好みに応じて性質を変化させやすいということです。

ウレタンは国内外問わず、多くの建物にごく一般的に使用されるコーティング塗料であるため、その製品バリエーションは非常に多岐にわたります。そしてそれぞれの製品には「傷に強い」「耐熱性が高い」といったさまざまな特性があり、用途に応じた選択肢が非常に豊富です。

またウレタンコーティングは一般的に「二液型」と言って硬化剤を混ぜて使用されるのですが、その硬化剤の量や種類を変えることで性能にも変化を持たせやすい傾向があります。

例えば硬化剤の量が多い場合には乾燥するまでに時間がかかってしまうものの、より密度が高く頑丈な仕上がりになり、一方でその量を少なくすればその乾きやすさから細かな場所の塗り直しを容易に行うことができます。

このように、ウレタンコーティングは一つの建物の中でも塗布したい場所によって自由に使い分けがしやすいというメリットがあります。

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