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レッスン13

新築住宅やマンションにフロアコーティングがおすすめな理由

新築の住宅やマンションのフローリングには傷や汚れがありません。そのため、この状態を保つために対策を考えている方も多いです。フロアコーティングもその方法のひとつ。新築時にフロアコーティングするメリットを紹介します。

新築時にフロアコーティングを施工するメリット

新築時にフロアコーティングをするメリットはいくつかあります。
最初の段階で施工しておくことでさまざまなトラブルを回避できたり、メンテナンスの手間が省けたりするためです。具体的なメリットを見ていきましょう。

掃除の手間を省ける

フロアコーティングをしておけば、汚れがつきにくくなるというメリットがあります。
築年数が経ってからの施工では汚れや傷がついたあとになってしまうため、新品の綺麗なうちにコーティングしておくことが望ましいでしょう。水ぶきもできるようになるので、お手入れも簡単です。

フロアコーティングをしていないフローリングだったとしても、初めはキレイな状態です。そのため、フロアコーティングなんて必要ないのでは…と思うかもしれませんが、フローリングはフロアコーティングに比べてやわらかい特徴を持っています。

徐々に傷が付き、汚れが傷から染み込んで頑固なものになってしまうのです。

具体的な例についてみてみましょう。床が汚れる原因はいろいろありますが、例えば、子どもが落書きをしてしまった場合についてです。

フロアコーティングをしている床であれば、ほとんどのケースではただの水拭きするだけでも汚れが落ちるのです。頑固な汚れもあるかもしれませんが、除光液やアルコールを使って掃除ができるフロアコーティングもたくさんあるので、安心してお掃除ができるでしょう。

一方で、一般的なフローリングの場合はどうなのか?というと、基本的に掃除は水拭きではなく乾拭きになります。除光液を使った掃除ができないケースも多く、漂白剤を使ったように白くなってしまうのです。そう考えると、やはりフロアコーティングをしておいた方が掃除は楽になるでしょう。

傷がつきにくく、劣化しにくい

コーティングをすることで、直接床を傷つける可能性をぐっと減らすことができます。
常にフローリングを守ってくれている状態になるため、ピカピカの状態を長期的に持たせることができ、劣化もしにくいです。

フロアコーティングをしていないフローリングの場合、ちょっとした傷も付きやすくなり、どんどん傷みが激しくなってきます。一般的にフローリングは、10年から15年程度しか持たないとされているので、それ以上経過した場合には張り替えたり、寿命を伸ばすためにこまめなメンテナンスが必要になるのです。

一方でフロアコーティングの場合、物によって耐久性は違いますが、特に耐久性の高いUVコーティングやガラスコーティングの場合、保証年数が20年以上ということからもわかるとおり、フローリングよりも長持ちしやすいです。

子供やペットの安心安全をサポート

コーティングをすれば床が滑りにくくなるため、走り回る子供たちやペットの転倒を防止できます。
また、コーティングを施した床は汚れもつきにくいので、赤ちゃんがいるご家庭でも綺麗なフローリングを維持できます。

実際に、フローリングが滑ってしまったためにペットや赤ちゃんがケガをしたといった例もあるため、そういったものを防げるのは大きな魅力です。

例えば、小さな赤ちゃんの場合、床に触った手を舐めてしまう可能性がありますよね。フローリングの場合、小さな傷からワックスがはがれやすく、赤ちゃんが手についたワックスを舐めたり食べたりしてしまう危険性もあるのです。

中には有害なワックスもあるため、こういった心配をしている方も多いでしょう。

フロアコーティングの場合は傷つきにくく、剥がれにくいのが特徴であるため、こういった心配も起きにくくなります。ワックスを舐める問題についてはペットの場合も同じですよね。

それからペットが粗相をした場合でも汚れをさっと拭き取れるだけでなく、洗剤を使った本格的な掃除もできるのが魅力です。

施工がスピーディー

中古物件の床にフロアコーティングを行なう際には、第一に、家具をすべて別の場所へ移動させなければなりません。第二に、床のシミ、汚れなどを落とす作業もあります。それに対して新築物件の場合は、家具を移動させる必要もなければ、床のメンテナンスも一切不要。作業がスピーディーに終わります。なお、家具の移動などの作業を業者に手伝ってもらった場合、別途で料金がかかる可能性があります。

どれくらいの時間が必要になるのか?については各フロアコーティングによって異なります。というのも、使用するコーティング剤によって乾燥にかかる時間が違うからです。

例えば、完全硬化まで時間がかかるものといえば、シリコンコーティングやウレタンコーティングが挙げられます。ガラスコーティングの場合もシリコンコーティングやウレタンコーティングほどではありませんが完全硬化までに時間がかかるため、業者に指定されている期間内はできるだけ傷をつけないように注意して過ごしましょう。

一方で、UVコーティングの場合はその場で瞬時に硬化することもあり、施工後の生活で気をつける必要はありません。

日常生活に支障がない

フロアコーティングは、施工後すぐに部屋に入ることができるわけではありません。コーティングが乾燥するまで、別の場所で待機する必要があります。仮に、リビング・ダイニング・キッチンのスペースをコーティングするならば、日常生活に大きな支障が生じるかも知れません。それに対して新築の場合、入居前にフロアコーティングを行なうため、日常生活には一切の支障がありません。

施工後の臭いに耐える必要がない

フロアコーティングは、種類によっては施工後しばらく臭いを伴うことがあります。特に、揮発性物質を含んだ油性のフロアコーティングの場合は、しばらくの間、強いシンナー臭がします。新築にフロアコーティングをした場合には、入居のタイミングですでに臭いは消えているでしょう。

フロアコーティングをした後はどのような臭いがするのか?というと、フロアコーティングで発生するニオイの特徴ともいえるのは、塗料、またはシンナーのような臭いです。

この臭いは硬いコーティングを塗りやすくするために溶剤で希釈することによって発生するものとなります。

フロアコーティングに使われる原料の中には樹脂を原料としているものが多くあるのですが、そのままでは粘度が高すぎてうまく塗ることができません。コーティング剤が固まれば徐々に臭いはしなくなりますし、完全硬化後に新たな臭いが発生するような心配はありません。

中には臭いが少ないコーティング剤を取り扱っている業者もあるので、どうしても気になるようであれば、そういったものの取扱がないか確認してみてはどうでしょうか。フロアコーティングが完全に硬化してから入居できるようであればほとんど心配はいりません。

そういった意味でもリフォーム時ではなく、できるだけ新築時にフロアコーティングを取り入れてみてはどうでしょうか。

新築でないと施工してくれない業者もある

業者によっては、中古物件へのフロアコーティングを行なっていないところもあります。逆に、新築物件へのフロアコーティングお断り、という業者はほぼ存在しないでしょう。素敵なコーティングを見つけたのに「お宅は中古なのでお断り」と言われたら残念な話。新築時にフロアコーティングを行なっておくほうが、無難でしょう。

綺麗なフローリングを維持するには?

メンテナンスが不可欠

綺麗なフローリングを維持していくときに大切なのが、定期的なメンテナンスです。しかしながら、忙しいご家庭ではなかなか床に気を配っている時間は取れないもの。
たとえばワックスがけの場合、短いスパンでメンテナンスをしなければいけません。しかしフロアコーティングの場合は効果が数十年持つとされているので、メンテナンスの回数も少なく済みます。最初の費用はかかりますが、その後の手間や費用を考えるとコストパフォーマンスに優れた方法と言えるでしょう。

ノンワックスでも手入れは必要

近年、ノンワックス・ワックスフリーなどのフローリングが人気ですが、これは手入れを一切しなくてよいということではありません。数年すれば表面の塗装は剥がれていくため、いずれはメンテナンスが必要になるのです。

しかし、ワックスフリーのものに別のワックスを塗ってしまうと効果が薄れてしまうこともあります。床の美しさをそのままにメンテナンスをするのであれば、フロアコーティングを選択するのがおすすめ。最初にコーティングをしておけば、綺麗な状態を長い期間キープできます。

費用は業者を比較して決めよう

ご紹介したように、新築時にフロアコーティングを実践しておくと安全性だけでなく、美しさの点でも大きなメリットがあります。長年にわたって手入れのしやすい状態が続き、新築らしさも長持ちするでしょう。

ただ、新築で家を建てるとなると何かと費用もかかるものなので、これにプラスしてフロアコーティングもすることになるとかなりの費用がかかるのでは…と心配してしまう方もいるはず。

確かに別途フロアコーティングをすることになれば追加費用がかかるので、不安になるかもしれません。しかし、長期間にわたって美しい床を保てるようになるので、フロアコーティングをしておくメリットは非常に大きいものです。

一口にフロアコーティングといっても複数の種類があり、それぞれ料金の設定は異なるので、できるだけ費用を抑えてフロアコーティングをしたいと思っているのであれば、安いものから検討してみてはどうでしょうか。

業者を比較することも非常に大切です。業者選びを間違えると相場よりも高くついてしまう可能性もあるので、この点だけは注意しておきましょう。各業者から見積もりを取り、比較した上で決めると安心できます。もちろん、各業者で技術力や経験も異なるので、そのあたりも含めて検討すると理想的ですね。

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