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大切な住まいの床を、いつまでも美しく保つためのフロアコーティング完全ガイド。業者からサンプルを取り寄せて、集めた情報をもとにコーティングの種類や施工会社を徹底比較しました。

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レッスン5

施工の流れをチェック

業者への問い合わせから見積もり、施工、仕上げまでフロアコーティングの施工の流れを見てみましょう。

フロアコーティングの施工の流れを覚えよう

施工をするのは業者ですが、施工主もしっかり全体の流れを把握しておく必要があります。というのも、フロアコーティングは種類によっては施工の手順や仕上がりまでにかかる期間が違うため、スケジュールに影響してくるからです。業者に依頼をする前に流れを把握しておきましょう。

業者への問い合わせから正式な依頼まで

フロアコーティングは家を建てる、修理するのと同様に資料請求と見積もりから始まります。

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施工会社選び

ホームページなどを検索して自分の住むエリアに対応している業者をピックアップします。気になる業者を選び、資料請求をしましょう。サンプルの取り寄せが可能な場合は一緒にお願いすると効率的です。

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資料を比較

業者から送られてきた資料やサンプルをチェックします。パンフレットの充実度も信頼できる会社かどうかの指針となります。施工内容、保証などが曖昧だったり疎かだったりする場合は避けましょう。

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見積もり依頼

業者を絞ったら見積もりを依頼します。見積もりはほとんどの会社で無料です。ショールームがある会社なら図面を持ち込めば確実で早いのですが、電話やメールでの見積もりも可能です。室内の間取りを確認しながら予算や施工の希望を伝え、業者に適したプランを出してもらいます。見積もり後に追加料金が発生しないか、見積もり内容の通りにしっかり施工してもらえるか、という点は事前に確認しておきましょう。

また、社判捺印のない見積書や、あまりに安すぎるような信ぴょう性のない価格を提示してくる業者、書類に不備があるような業者は信用に欠けるので避けてください。

見積書や資料だけで決められない場合は直接会社に出向いて説明を受けるのが確実です。電話やFAX、メール等でも質問に答えてくれる業者もありますので、疑問点は必ず解決しておきましょう。こうした問い合わせに丁寧に対応してくれる業者こそ、信頼できると言えます。

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施工会社を決定・契約

フロアコーティングの施工当日の流れを解説します。

施工当日の流れ

フロアコーティングの種類によって特性や効果、メリットは異なるので覚えておきましょう。保護剤の硬度を表すために使われる「H」という単位は耐久年数に関係しているので、比較対象に加えました。コーティング剤選びの参考にしてくださいね。

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作業内容の確認

施工内容と施工箇所をスタッフと一緒に確認し、施工の流れについて説明を受けます。施工箇所の傷や凹凸のチェックも同時に行います。後々のトラブルを避けるためにも、立ち合いが必要かどうかを事前に確認しておきましょう。立ち会う場合は、20~30分程度です。施工中は、ほこりなどの侵入を避けるため、スタッフ以外は入室禁止で窓を閉め切って作業を行います。

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作業前の準備

フロアコーティングの施工では、剥離剤やコーティング剤などを使用します。床以外の部分にこれらを付着させないようにするため、家具やドアなど、必要な部分にはマスキングテープで養生され、また必要であれば家具を動かすこともあるでしょう。

その際は、家具が傷つかないように業者の方が運んでくれることがほとんど。冷蔵庫やベッドなど長期間動かす可能性が低いものは、そのままにしておくことが多いです。

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剥離・事前清掃

コーティングに入る前に、床を一度きれいにします。これは、フローリングに汚れが残っているとコーティング剤が上手くつかないため。さらにワックスがすでにかけられているフローリングの場合は、剥離剤を使ってワックスを剥がしていきます。

基本的にフローリングは何かしらのワックスが塗られていることが多いため、ほとんどの家で剥離の作業が必要です。ワックスが残っているとコーティングの邪魔になるため、きれいに剥がしておかなければなりません。

4
フローリングの補修・下地作業

フローリングに傷がある場合は、コーティング前に補修作業を開始。それぞれの床の色に合わせて似た色の樹脂を流し込んで、傷を埋めるように仕上げます。フローリングの種類や傷にもよりますが、補修作業により平坦にすることで目立たなくすることが可能です。

補修が終わったら下地材を塗り、より床とコーティング剤が密着できるように事前準備をします。下地材を塗るのにはある程度の技術が問われるとされているため、信頼できる業者に依頼することが大切です。

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コーティング作業

ごみやほこりの侵入に注意しながら、均一な厚みでコーティング剤を塗布します。施工箇所の面積により施工時間は異なります。作業後にフロアを乾燥させ、養生を剥がしたら作業は終了です。

6
終了後の立ち会い

施工箇所の仕上がりをスタッフと共にチェックします。不満点や納得いかない所がある場合は、後々のトラブルを避けるためにもこの時点でしっかり伝えるようにしましょう。最後に日頃の掃除やお手入れ方法や注意点などの説明を受けて終了となります。美しい床を何十年と維持するためにも、お手入れ法についてはよく聞いておきましょう。

施工後に後悔しない為に・・・

いかがでしたか?資料請求から施工までの大まかな流れのイメージはつきましたか?フロアコーティングは業者選びに失敗してしまうと塗り残しや塗りムラなどのトラブルが後に発覚することもあります。施工後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、業者選びは特に時間をかけて慎重に行いましょう。また、このようなトラブルに備えて保証期間やアフターフォローの制度が整っている業者を選ぶと安心です。

施工後に後悔する方に多いのが、「自分のイメージしていた仕上がりとは違かった」という声です。技術不足で塗りムラがある場合は業者の落ち度と言えますが、事前にサンプル等を確認せずに依頼してしまった場合は、残念ながら施工主の責任でもあります。フロアコーティングは、使うコーティング剤や施工法によって質感や光沢感が異なるため必ずサンプルを取り寄せましょう。一番安心なのは、ショールームや実店舗で実物に触れてみることです。

安心できる業者を選ぶために

業者選びの際には以下のポイントを押さえておけばミスマッチを防げるでしょう。

F☆☆☆☆を取得している

フロアコーティングの施工にかかる費用は決して安くはありません。そのため、きちんと納得できる業者を選ぶ必要があります。業者を判断する指標のひとつとして確認したいのが「F☆☆☆☆」です。このF☆☆☆☆を取得している施工業者であれば、安全性において信頼できます。

またクオリティの面では、ISO9001と呼ばれる国際規格もチェックしましょう。この規格を取得するためには、品質マネジメントシステムの審査に通る必要があるため、業者の管理体制の判断につながります。

施工前日までに現地調査がある

同じフローリングでも家によって状態は異なるため、事前にきちんと現地調査を行ってくれるところに頼みましょう。これは、電話対応だけではわからないことも多くあるためです。

現地調査を行わないことによってワックスの剥離作業でトラブルになったり、当日施工が難しくなったりするケースもあります。現地調査をすることでフローリングに適したコーティングが可能になるので、事前の確認がない業者は避けるようにしましょう。

フロアコーティングの費用も確認

フロアコーティングをすることになった場合、ご紹介したような流れをしっかりと把握した上で施工を申し込みましょう。プロが対応してくれるので、なにも難しいことはありません。

ただ、費用の点で不満を抱えないように注意が必要です。思っていたよりも高い費用がかかってしまい、後悔している方もいます。ここで重要なのが、事前にきちんと費用について理解しておくことだといえるでしょう。

口頭で説明してもらうだけでなく、見積もり書を提示してもらった方がわかりやすいです。見積もりは複数の業者から受け取るようにし、本当に自分にとって向いているのはどの業者なのかを見極めましょう。

フロアコーティング剤の種類や、施工を行う面積によっても具体的な料金は異なります。各業者のホームページ上などで紹介されている料金もありますが、これはあくまでモデルケースなので自分が依頼をした場合に必ずしも同じ費用になるとは限りません。

もちろん、見積もりの内容については丁寧に説明をしてくれるはずなので問題はありませんが、フロアコーティングの成功の流れを確認する中で見積もりにはきちんと時間をかけられるようにスケジュールを整えてみてはどうでしょうか。

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